蕃甲朗卡 藏茶厚磚 のレポートです。
川主寺のお土産物屋で、最高級のお茶と勧められたので、購入してみました。このお茶よりランクの低いお茶を試飲させてもらいましたが、そのお茶も黒茶の割にかび臭さやえぐみがなく、おいしかったので、期待できそうです。
川主寺のお土産物屋で購入しました。250gで500元、または、6,500円とのこと。日本円で払ったほうがだいぶ安いような気が?
Webサイトがあります。http://www.bjlkcd.com/
「藏茶厚磚」は「厚いレンガのチベット茶」の意味です。レンガ状に固めた磚茶(団茶)です。中国の四川省で生産したものを、チベットまで運んで家畜と交換するなど交易の主要品でした。チベットではバター茶として飲まれます。運搬しやすいようにレンガ状に固めてあります。
中はしっかりと固まっています。
茶葉は削り取って使います。
完全発酵した黒茶のため、色は濃いです。
最初に洗茶をします。急須に茶葉を入れ、完全沸騰したお湯を入れて、10秒程度おいて、お湯を捨てます。続いてもう一度お湯を入れ3分ほどおいて、飲みます。器具がそろっていれば、急須から茶海に注いでから茶杯に移します。
黒茶のため、もっと黒い色になると思っていましたが、水色は赤みのある濃い茶色です。
色が濃いですが、味はあっさりです。香りは強く、重曹、古い家屋をイメージさせる香りがあります。甘みも、渋みもほとんどなく、後味も弱く、あまり残りません。若干苦味がある程度です。あっさりした風味、味も弱いため、バターや塩を加えたくなる気持ちもわかります。