zeitgeist FSW Floor Stand Wood (TVスタンド) のレビュー

zeitgeist FSW Floor Stand Wood (TVスタンド) のレビューです。

入手のきっかけ

Sony Bravia A9F (KJ-55A9F)を購入して楽しく利用していました。いろいろ置き場を変えてみて、床に直接、置いて利用していました。
デザインも良くかなりいい感じです。


当初は不自由なかったのですが、椅子に座ってテレビを見るときに若干高さが低いことや、床に置いてしまうので掃除がちょっとしにくいなど、いくつか気になる点も出てきました。
また、リモコン置き場も無いので、ちょっとした棚も欲しくなってしまいました。

検討

特に高さが低い点が気になりました。高さを上げる方法としては、以下があります。
  • TV台にTVを置く
  • TVスタンドに取り付ける
  • 壁に直接取り付ける

壁に直接取り付ける方法は工事が必要なことや取り付け後に場所の変更ができないので、除外しました。
TV台にTVを置く方法もよさそうでしたが、ソファーではなく普通の椅子に座ってテレビを見やすくするため、床面から50~60cmほどの高さにしたいため、TV台では高さが足りないことがわかりました。
また、TV台では下が広く空いているものが少ないため、掃除がしにくい理由もあります。
上記の理由から、TVスタンドを利用することにしました。TVスタンドの条件は次のものになりました。
  • 面ではなく、足で立つスタンド
  • 下が広く空いており、掃除しやすいこと
  • シンプルデザイン
  • できれば棚が欲しい
  • 木目調
  • 幅はできるだけ細いものが良い

上記の条件で調べたところ、いくつかのモデルがありました。

zeitgeist FSW

今回入手したスタンドです。

EQUALS イコールズ WALL v3

シンプルで細身のスタンドです。

イーゼル型

サンワサプライなどから販売されています。


イーゼル型もよさそうでしたが、転倒防止のためひもで引っ張らないといけないことや、高さが想定よりも高くなってしまうため、除外しました。
EQUALS イコールズ WALL v3とzeitgeist FSWで迷いましたが、面ではなく足で立つことや、木製で温かみがありそうということで、zeitgeist FSWを入手することにしました。

その他

  • Vogel's Next OP1 Scandinavian Design TV floorstand (tripod TV floor stand)
  • Vogel's Next OP2 Scandinavian Design TV floorstand


日本では入手が難しいと思いますが、Vogel's Next のスタンドも良さそうです。

購入

ヨドバシカメラで購入しました。Amazonでも購入できます。

梱包

パッケージは下図です。もっと重いかと思っていましたが、意外と軽いです。


ふたを開けるとパーツが梱包されています。木製なので木の香りがします。


パーツ一式です。


パーツはそれぞれ梱包されています。


ねじ類です。

組み立て

組み立てます。側面のパーツに金属の横棒を取り付けます。


棚のパーツも取り付け、側面のパーツを取り付けねじ止めします。


ねじ(ボルト)は六角穴付きボルトになっています。六角棒スパナはねじ類と一緒に付属しています。


軽く仮に締めてから、立ててぐらつきがないことを確認しながらボルトを締めます。


TVマウンタを取り付けるためのL字型金具を取り付けます。


TVマウンタ部分の横棒を取り付けます。


写真では下の段に穴が3つの横棒を取り付けていますが、構造を考慮した結果、穴が3つの横棒は上の段に取り付けたほうが良いことがわかり、組み立て後に交換しています。 形状はほとんど同じですが、下には穴が4つの横棒をつけるのがよさそうです。


縦のパーツも取り付けます。


取り付けた状態です。


ねじが水平に入っているか確認します。


ねじを見ずに取り付けると、下図のように、水平に入っていない場合があります。この場合はねじを外して取り付けなおします。


先にねじが水平に入るか確認しておくのもおすすめです。


パーツが取り付けられたらボルトを締めます。この時、左右が水平になっているか確認しながら閉めます。左右の床からの高さをメジャーで測りながらボルトを締めていきます。測らずに締めてしまうと、左右の高さが違ってしまい、テレビを取り付けたときにテレビが微妙に斜めになってしまいます。


完成です。

足の処理

傷防止のフェルトは本体に付属しているかと想定していましたが、本体には付属していませんでした。

脚の部分に傷防止用のフェルトをつけます。


別件で入手した、uxcell フェルトパッド フロア プロテクターの円形40mmのものを使います。


脚の形に合わせてハサミでカットします。


カットできました。


脚に貼ります。


後ろの足は溝があり2つに分かれているので、さらに半分にカットして脚に貼り付けます。

TVの取り付け

TVの背面にマウンターのパーツを取り付けテレビを取り付けます。


背面のねじを緩めて外します。


背面のねじは6mmのねじです。


ボルトでマウンタを取り付けます。がボルトを確認したところ、1本だけ長さが長いです。30mmのボルトが4本必要ですが、3本しか入っていません。


取り急ぎホームセンターで似たようなボルトを入手しました。6mm(M6)のボルトで似た素材のボルトを入手しました。本当は30mmのボルトがあるとベストですが、25mmのボルトしかありませんでしたので、 こちらを入手しました。ねじ穴もトルクスT30のねじですので、T30のレンチも入手しました。


5mm短いですが大丈夫でしょう。


スペーサーを挟んで、マウンタの金具を取り付けます。


金具が取り付けられました。


スタンドの金具部分に取り付けます。


zeitgeist.jp のシールが貼ってあります。経年変化に差が出そうなのでシールははがしておきます。

完成

テレビも取り付けられ、完成しました。

レビュー : 質感

木製で温かみのある素材でよいのですが、もう少し表面に木材の感触がある素材のほうが良いです。クリア塗装されているせいか、少々安っぽい素材感になってしまっています。 もうちょっと、高級感があるとよいです。

レビュー : デザイン

シンプルなデザインで、良いです。脚も4本足で下が広く開いており、床掃除も楽にできます。

レビュー : 接地、強度

接地に関しては問題ありませんが、左右方向(長手方向)のぐらつきが、かなり気になります。デザイン上、構造的に対処が難しいのかもしれませんが、目につかない部分に補強材を入れるなどして、 もう少しぐらつきが改善できないかと感じました。ぐらつきが気になる方は許容できないレベルだと思われます。
(ボルトの締めが弱い可能性も考えられますが、あまり強く締めると木材が割れてしまうため、ほどほどの強さで締めている状態でぐらつきがあります。)
スタンドとしての実用上は問題ありませんが、ぐらつきが安っぽさを増長してしまい、スタンドとしての満足感はかなり落ちます。

レビュー : 使用感

台が付いているため、リモコンなどちょっとしたものが置けるのは便利です。高さも椅子に座ってテレビを視聴するにはちょうど良い高さです。

まとめ

デザインや使用感は非常に良いのですが、もう少し材質に高級感が欲しいです。また、長手方向のぐらつきは許容できないレベルと感じました。 正直、導入はあまりお勧めはできません。ぐらつきがなければ非常に良いスタンドのため、商品としてもったいない印象が強いです。 ボルトの梱包ミス、不足なども商品の印象をさらに悪くしています。
一方でぐらつきを気にしなければ、シンプルで使いやすいスタンドですので、チャレンジして導入してみるのもよいかと思います。

また、縦長の貫板が一本あるだけでぐらつきが抑えられると思われますので、自分で追加で補強できるようであればお勧めできます。

おわりに

下が大きく空いているTV台やTVスタンドは数が少ないので、今後いろいろなモデルが登場することを期待したいです。

その後

テレビを掃除するたびに、ぐらつくのは微妙ですが、それ以外は不具合もないため、継続して利用しています。

さらにその後

取り付けているテレビの重量が軽くなった(23.8Kg→18.7Kg)こともあり、揺れがだいぶ少なくなった気がします。重量の軽いテレビを取り付けるのがおすすめだと思います。

著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2020-07-26
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