LAMY 2000 TAXUS (ボールペン) で Pilot BRFN-30 の替え芯を利用する
LAMY 2000 TAXUSを使用していましたが、付属の芯の書き味があまりにも悪く、インクが詰まることも多かったため、国産のリフィルに交換してみることにしました。
いろいろ調べたところ、PilotのBRFN-30の替え芯を加工すると使えることがわかりましたので、早速交換してみることにしました。
なお、最近では、リフィルアダプターが発売されており、こちらを利用すると簡単に他社の替え芯が使えます。
ゼブラの替え芯や、三菱鉛筆のジェットストリームプライムの芯が利用できるようです。
替え芯 (リフィル)
BRFN-30を購入しました。今回、0.7mmとM(1.0mm)の2種類で試してみます。
外観は下図です。
どちらも外観の寸法は一緒です。
加工作業
LAMY 2000 TAXUSに取り付けるため、BRFN-30を削ります。
電動ドリルで加工します。
電動ドリル
電動ドリルは RYOBIのMD-10を利用しました。現在では新モデルの MD-12VRが販売されています。
リフィルの径は6mmですので、プロ用のD-650でも良いですが、ちょっと回転数が高すぎるかもしれません。
やすり
今回は、下記の紙やすりセットを購入しました。
実際に使用するサンドペーパーは120番と400番になりますので、バラで購入するのもありです。
加工手順
チャンクにリフィルを取り付けます。強く締めすぎるとつぶれてしまうので、あまり強く締めすぎないようにします。
120番のサンドペーパーを準備します。
カットします。
使いやすいサイズにカットします。
二つ折りにして挟みます。ドリルを回転させ、サンドペーパーで削ります。
かなりの熱を持ちますので、軍手をしてしっかり防護してください。
熱を持つため、休み休み作業を進めます。ペンの先端を通して引っかからない程度に削ります。
ペンの先端に通る状態まで削れたら、400番のサンドペーパーで仕上げをします。
作業完了です。
取り付け
削った後のリフィルの外観です。
BRFN-30はLAMYのリフィルに比べると長さが足りないため、スペーサーで長さを増やす必要があります。
今回は、タミヤのアルミスペーサーを用意しました。いろいろな長さのスペーサーのセットのため、調整が簡単にできます。
今回は、一番長い12mmと3mmのスペーサーを使います。
スペーサーを入れ、芯を入れ、先端キャップを締めて取り付け完了です。12mmと3mmのスペーサーはテープ等で巻いて2つをつなげても良いですが、そのままでも問題なく取り付けられます。
加工する手間がかけられるのであれば、直径6mm程度のアルミ棒を購入して、15mm程度に好みの長さにカットしても良いと思います。
ノックして先端が出た状態です。問題ないです。
書き味
非常になめらかな書き味です。インクが突然出なくなるストレスからも解放されます。今までの不満が解消される使い心地になります。
0.7mm (F)
やや太めですが、ノートや手帳での利用に適した線の太さです。
1.0mm (M)
かなり太めの線になります。手帳での利用ではちょっと太いかもしれません。サイン用などに向いています。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。