峨眉山報国寺 の体験記と写真

道教や中国の仏教の聖地、峨眉山報国寺を見学します。

アクセス

成都から峨眉山の麓の報国寺に向かいます。成都の西を流れる眠江を渡り、南西に向かいます。


成都の郊外に出ると、ブドウ畑が一面に広がります。


しばらくすると山が増えてきます。山の斜面には茶畑がたくさんあります。四川省ではお茶の栽培も盛んであり、かつては、四川省のお茶は主要な交易品としてチベット高原まで運ばれていました。


途中で休憩をしつつ、さらに南西に向かいます。


青衣江を渡ると、峨眉山市内に入ってきます。


そろそろ到着です。

報国寺入口

報国寺の駐車場に到着です。


滝と「峨眉山」の石碑があり、写真撮影でも有名なスポットです。右手奥の階段を登って報国寺に向かいます。


階段を登ります。


階段はちょっとだけです。登った後は平坦な道になります。


チベット仏教らしい装飾なども見られます。


石畳の遊歩道が良い雰囲気です。


遊歩道の終点が報国寺の山門前の広場になります。

報国寺 山門

報国寺の山門です。


地図ではこちらです。

山門の「報国寺」の文字は乾隆帝が書いたものとされています。門自体は清の時代に再建されたものです。門の柱の下の獅子像は明代のものです。


山門を入ると左右に像があります。清代に再建された山門のため、象などは比較的新しいです。


基礎の石部分は明代のもともとあったものとのこと、手の込んだ彫刻があることからも、古い時代のものであることがわかります。莫高窟でも同様ですが、清代の仏像の修復技術や寺社の建築技術力は低かったようです。

弥勒殿

山門を入って最初の建物が弥勒殿です。


こちらが、弥勒殿の中。弥勒菩薩像が安置されています。


天井に明り取りの窓が開けられており、特徴的な作りになっています。

大雄寶殿

弥勒殿の脇を抜けて奥に進むと、大雄寶殿があります。


こちらが大雄寶殿。本殿にあたります。


左右に羅漢の像が安置されています。


釈迦仏の像が安置されています。


大雄寶殿も脇の通路を抜けて裏側に回り込めます。


大雄寶殿の裏側にも阿弥陀如来の仏像が安置されています。

七佛寶殿

大雄寶殿の奥にある建物が、七佛寶殿です。


こちらが七佛寶殿


七佛の像が安置されています。過去七仏(毘毘婆尸仏, 尸棄仏, 毘舎浮仏, 倶留孫仏, 倶那含牟尼仏, 迦葉仏, 釈迦仏)の像です。


普賢殿

七佛寶殿の奥にある急な階段を登ると、最後の普賢殿があります。


こちらが普賢殿


象に乗った普賢菩薩の像が安置されています。


建物の前のテラスはかなり狭く、急斜面に作られた寺院であることが分かります。



境内のマップもあります。下るときは別の道で戻れます。


階段を降りて戻ります。


緑も多く良い雰囲気です。



トイレ

トイレは、弥勒殿を囲む建物の奥にあります(下図の背中側の建物)。それほどきれいではありません。





山門から出て報国寺を後にします。



来た道を引き返します。


熱帯に生えるような植物も見られます。結構暑くて雨も多いのでしょうか?


滝まで戻ってきました。観光客の来る時間ではなくなったためか、人もまばらです。

駐車場まで戻ってきました。

写真撮影


Olympus E-M1, Panasonic LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH.
f/3.5 1/400秒 ISO-200

著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2016-09-23
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