日本ベッド シルキーポケットマットレス のレビュー

日本ベッド シルキーポケットマットレス のレビューです。

購入のきっかけ

ベッドを使用して寝ていましたが、ベッド購入から20年ほど経過し、マットレスも15年を超え、中央部分のへこみが気になってきました。もともと柔らかめのマットレスだったこともあり、寝起きに腰のあたりが重く感じることもあり、もっと固いマットレスのほうが良い気がしていました。
タイミング的にもちょうどよい機会なのでベッドを買い替えることにしました。

検討

これまで、トヨタベッド、フランスベッドのマットレスを使ってきており、シモンズのマットレスも試したことがありますが、全体的に海外製のマットレスは柔らかめの傾向がありました。また、家族が利用しているシモンズのマットレスはすぐにへこんでしまったこともあり、最近のシモンズのマットレスは耐久度が弱い印象があるため、今回のリプレースでは海外のメーカーのマットレスは除外して考えることにしました。
国産のマットレス、ベッドを検討した結果、日本ベッドが良さそうだということになり、ショールームで試してみることにしました。

ショールーム

日本ベッドのすべての製品が確認できる池上ショールームに見学に行くことにしました。


池上駅からしばらく歩くとショールームです。それなりに距離があります。(400mくらい)


こちらが入り口。中に入って店員さんに見学の旨を伝えると案内をしてくれます。


案内の順番は、
  1. マットレスの紹介、選びかた
  2. マットレスの体験
  3. ベッドフレームの紹介
  4. 見積作成
という流れになります。

マットレスの紹介

日本ベッドのポケットコイルのマットレスの特徴などを紹介してもらえます。
シルキーポケットマットレスは硬さの調節はポケットコイルの針金の太さで調節していますが、ビーズポケットマットレスはポケットコイルの針金は同じで表面のカバーの作りで硬さを調節していることや、マットレスの選び方などを説明してもらえます。迷った場合は少し固めを選ぶとよいそうです。(ベッドパッドなどで柔らかい寝心地にすることができるが、逆に固い寝心地にすることは難しいため。)

マットレスの体験

全種類のマットレスがあるので、試してみることができます。

シルキークチュール

表面は柔らかい寝心地ですが、ばねはシルキーポケットベーシックのため、ベッド自体はやや硬めです。寝心地は良く高級感のある感じですが、もう少し固いほうが個人的には好みです。外装にウールが使われていることもありほんのりあったかい感じもします。

ピロートップシルキーポケット

シルキークチュールと似た感触です。表面は柔らかくベッド自体はしっかりという感じです。個人的な感触ではもう少し固めのほうがいい感じがします。

シルキーポケット ソフト

標準的なベッドのマットレスです。マットレス自体は柔らかめです。気持ち良い寝心地ですが、長く寝ていると腰が沈んできそうなので候補からは除外しました。

シルキーポケット レギュラー

標準的なベッドのマットレスです。固さも標準的です。このマットレスでも十分良さそうです。

シルキーポケット ハード

標準的なベッドのマットレスです。固さはやや硬めです。寝ると硬くて気持ち良いい感じがあります。ちょっと硬すぎな気もするのですが、背中に隙間ができず腰も沈まないので、シルキーポケット レギュラーと迷いましたが、最終的にシルキーポケット ハードにすることにしました。

シルキーパフ

やわらかい寝心地です。寝た感触は気持ち良いのですが。腰が沈むので候補からは除外。

シルキーシフォン

ゆっくり沈み込む感じの寝心地ですモチっとした感触というのも納得できます。こちらも寝た感触は気持ち良いのですが。腰が沈むので候補からは除外。

ビーズポケットマットレス

ビーズポケットマットレスは、シルキーポケットとは構造が違うため、ベッドに上がった際に違いが判ります。シルキーポケットマットレスはポケットコイルが細かいためか、ベッドに上がった際に揺れたり波打つことがほとんどありません。一方でビーズポケットマットレスは従来のベッドの感触に近く、ベッドに乗ると揺れがおき、周囲に波打つ感覚があります。一般的なベッドのマットレスの使用感に近いです。逆にシルキーポケットマットレスはベッドに寝る感覚よりも布団に寝る感覚に近いものがあります。

Webページの紹介ではビーズポケットマットレスのほうがしっかり体を支えて硬めの寝心地という紹介がされていますが、店員さんの説明や実際に寝てみた感じではそういった違いではない印象です。

マットレスはある程度揺れがあったほうが良い、揺れのないマットレスでは違和感があると感じる場合は、ビーズポケットマットレスが良いかと思います。両方試した感じでは、ビーズポケットマットレスであればほかのメーカーのベッドとの違いもあまりなくなってしまう印象です。また、シルキーポケットマットレスのほうが寝た時の気持ちよさが良かったです。

ベッドフレームの紹介

マットレスが決まりましたら、ベッドフレームの案内になります。希望のベッドフレームを伝えると候補を紹介してもらえます。Webサイトにあるものと同じものが見れますが、材質などの違いを実際に触って確認できます。Webサイトの写真では無垢材と合板材の違いが判りずらいのですが、実物を見ると質感にだいぶ違いがあることがわかります。

これまで使用してきたベッドは箱型のベッドで、足で支えるベッドではないため、下が埃だらけになってしまうこともあり、今回は足で支えるベッドでベッドの下を掃除できるものを入手するつもりでした。下が大きく開いているベッドであれば掃除は簡単にできますが、RAFFIA(ラフィア)などの脚の高さが低いものでもルンバは中に入れますので、ルンバで掃除をする前提であれば、下の空きスペースが少ないものも候補になるかと思います。
色々見て回って、最終的にPRAIRIE(プレーリー)のウォルナット版を入手することにしました。

見積作成

希望したベッドマットレスと、ベッドフレームで見積もりを作成してもらえます。ショールームでは直接購入できないため、この見積書をもって家具屋で注文することになります。(多くの場合、自宅近くの地元の家具屋で購入する方が多いとのこと。)
定期的に池上のショールームで家具屋による販売会も不定期(土曜、日曜が多いそう)で開かれているので、そこで購入するのもお得とのこと。

購入

地元の知り合いの家具屋などあるはずもなく、デパートで購入すると高そうなイメージもあり、大塚家具で購入することにしました。ちょうど大規模セール中なので安く買えるかもしれない期待もあります。
新宿の大塚家具に行き、問い合わせたところ注文できるそうで、値引きもありました。1週間でお届けとのことなので、ここで注文しました。

設置

一週間後、家具の配送業者さんが設置にやってきました。こちらがベッドのパッケージ。手前がベッドフレームの台、奥がベッドボードの梱包です。


梱包を開いて搬入します。


組み立ててもらいます。ベッドのフレーム台に足とベッドボードを取り付ける構造になっています。この形状は独特らしく、配送業者もほとんど見たことがない構造とのこと。


組み立て完了です。いい感じです。


マットレスを搬入して完成です。


日本ベッドのロゴもついており、良い感じです。


ベッドパッドを敷いてシーツを付けて完成です。

使用感:使いはじめ

新品時はショールームで体験したより、マットレスが硬めのためか、ちょっと硬いと感じます。マットレスの硬さで夜中に目が覚めてしまうことがありました。2週間ほど使い続けると硬さに慣れ、夜中に目が覚めることも減ってきます。
また、これまでと同じ枕を利用していましたが、マットレスの硬さが硬くなったためか、枕の高さが低く感じられるようです。枕の高さの調整も必要と感じたため、枕の高さを少し高くしました。

使用感:3か月経過

マットレスの硬さにも慣れ、夜中や朝方に目が覚めてしまうこともほとんどなくなりました。腰が重くなることもなく、快適です。一度寝違えてしまって背中が痛くなってしまったことがあった程度です。

長期利用後

ただいま毎日、使用中。
下が開いているのは非常によく、掃除もしやすく埃もたまりにくいです。


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
掲載日: 2018-10-21
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