象印 加湿器 EE-DC50-HA のレビュー

象印 加湿器 EE-DC50-HA のレビューです。

入手のきっかけ

冬場になり、エアコンをつけて部屋を暖ためていましたが、温度設定のわりにどうも肌寒く感じます。
部屋の温度もそれほど低くないのに肌寒い場合は、湿度が低いケースがあり、加湿することで体感温度を上げられるという生活情報がありました。
湿度を測定してみたところ、38%であったため、10~15%程度湿度をあげると、肌寒さが改善できるのではないかと考えました。
湿度を10%程度上げるため、部屋に濡れたタオルや、水の入ったコップを配置してみましたが、全く湿度が上がらなかったため、加湿器を入手することを計画しました。 しかし、加湿器は水の管理が難しく、水が古いと細菌が繁殖して肺炎になってしまうことや、機器にカビが発生するため、定期的なクリーニングが必要といったケースがあり、 積極的に導入したいとはなりませんでした。

加湿器をいろいろ調べたところ、通常の加湿器と異なり、水を沸騰させて蒸気で加湿するタイプの加湿器があることに気づきました。 この方式であれば、沸騰により殺菌されるため、内部の汚れや水の管理をそれほど気にせずに加湿できるため、沸騰タイプの加湿器を入手することにしました。

調べた結果、象印の加湿器 EE-DC50-HA を入手することにしました。

購入

最新の EE-TA60 は象印のダイレクトショップで購入できます。

DE35 / DE50 / DD35 / DD50 が発売されています。

Amazonで購入できます。

パッケージ

パッケージは下図です。


ふたを開いて取り出します。上部に電源ケーブルと説明書が梱包されており、その下に本体が梱包されています。


内容物一式です。


説明書類、洗浄用のクエン酸、電源ケーブルが含まれています。

外観

本体の外観は下図です。


電源ケーブルです。電気ポットのケーブルと似た形状です。


上部です。ロック解除のつまみをずらした状態で、上部のボタンを押し込むと蓋を開けられます。


蓋を開けた状態です。


本体側面のスイッチ部分です。

動作

電源ケーブルを接続し、電源ボタンを押します。ランプが点灯します。初回電源オン時は自動モードの[標準]で動作します。


動作前の湿度は39.6%でした。(湿度計はタニタ 黒球式熱中症指数計 TC-310を使用して測定しています。)


水が沸騰し蒸気が出てきますが、蒸気がもくもく出るわけはなく、見た目はあまりわからないです。室内の状況によっては蒸気がはっきり見える場合もあります。
しばらくすると動作が止まります。止まった時点で湿度を確認すると、61.4%になっていました。20%程度加湿できました。


もう少し湿度が低めでも良いため、[選択]ボタンを押して[ひかえめ]モードに変更しました。


1時間ほど経過したところで、湿度を確認すると54.2%でした。ひかえめモードの場合は、湿度55%程度になるようです。


なお、[しっかり]モードの場合は、湿度65-67%程度になりました。


ランプの明るさは[明るさ切り替え]ボタンを押すと暗くできます。加湿器を動作させたまま、部屋を暗くして寝る場合に眩しくなくなるため、便利です。

使用感

動作音

水を沸騰させる加湿器のため、水の沸騰音がします。 一般的な加湿器の場合は、音がしないため、水の沸騰音は大きな違いですが、電気ポットだと思えばあまり気にはなりません。 音が気になる場合は、湯沸かし音セーブ機能をオンにすると動作音が控えめになります。
また、沸騰音とは別に、動作開始、停止時にカチカチ音がするため、若干気になる場合があります。

加湿性能

お湯が沸騰すると蒸気が出てすぐに湿度が上がります。
蒸気はもくもくとした蒸気が出る場合もありますので、真上や近くに紙などを置いておくと湿っぽくなったりする場合があります。 大量に蒸気が出るわけではないため、部屋全体がジメジメしたり、周囲に水滴がついたりすることは無いです。 ただし、窓の近くや、金属版の近くに設置すると、水滴がつく場合がありそうです。

蒸気

かなり温かい蒸気が出るので、ある程度暖房の効果もありそうです。手がかじかむほど寒いときに蒸気に手をあてると暖をとれそうです。

本体の温度

水を沸騰させる仕組みのため、本体が暖かくなります。足元に置いておくと、暖かさが伝わり湯たんぽのような感じになります。足元が温められるのもうれしいです。

湿度が上がると暖かく感じるのか?

湿度が50%程度になると、同じ室温でも体感ではより暖かく感じる印象です。引き続き検証を進める予定です。

大きさ:3.0Lと4.0Lどちらが良い?

大きさは2種類あり、3.0Lの小さいモデルと、4.0Lの大きいモデルがあります。 頻繁に利用していると、冬場は乾燥も強く、かなりのスピードで水が減りますので、毎日使う状況であれば、4.0Lの大きいモデルのほうが 給水頻度が減り便利かと思います。
4.0Lでも週に1回以上は給水しています。

その後:カルシウム塩の析出

2か月ほど使い続けて、中を開けたところ、底に塩のようなものがたまっていることに気づきました。 中の水を触ってみると、ヌルヌルしておりアルカリ性の強い水になっていました。 どうやら、沸騰により煮詰められた水のカルシウムやカリウム塩が析出して底にたまってしまったようです。

使用している水道水にもよりますが、2か月でスプーン山盛り一杯分程度の塩がたまるようです。
2か月に1度くらいの頻度で定期的に内部を掃除して溜まった塩を捨てる必要がありそうです。


著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2022-12-16
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