ベゼクリク千仏洞 の体験記と写真
ベゼクリク千仏洞を見学します。
火焔山の北側の谷を上流に向かって登っていきます。
ベゼクリク千仏洞に到着です。
地図ではこちらです。
千仏洞はこの谷の断崖に彫られた洞窟です。
階段で谷の中腹までおります。
千仏洞の高さまで降りてきました。本来はこの時期、酷暑で45度を超えるはずですが、本日は30度を超える程度と涼しいです。湿度が低いため30度程度でも非常に快適です。
千仏洞の手前のテラスです。かなり幅の広いテラスが作られています。
谷底です。樹木の緑がきれいです。
こちらが千仏洞の入り口です。
内部は撮影禁止ですが、インターネットで内部の画像は探せます。
トカラ人とアジア人の仏僧の壁画です。
経を唱えると、山賊が見逃してくれた、という逸話の壁画とのこと。
壁一面に描かれたブッダの壁画です。緑の色は西方で産出されるクジャク石を砕いたものです。
壁画は破損がひどいです。これは、15世紀ごろからこの地方がイスラム圏に入ってしまったため、偶像崇拝の禁止目的で破壊されたためと言われています。ブッダの顔がつぶされているのはイスラム教徒によるものとされています。その後砂に埋もれていましたが、19世紀後半から20世紀前半にヨーロッパ(イギリスのオーレル・スタイン、ドイツのアルベルト・フォン・ル・コック)や日本の探検隊がやってきて壁画を運びしたことも影響しています。壁画の一部は、
エルミタージュ美術館、東京国立博物館、大英博物館に現在も展示されています。ドイツが運び出した壁画はベルリンの民族学博物館に収蔵されていましたが、第二次世界大戦のベルリン空爆で破壊されてしまっています。
谷底には付属施設の遺跡などがあるようです。
入り口まで戻ってきました。
日が傾いてきました、岩山が赤く染まってきました。
火焔山を眺めつつ、トルファンへと向かいます。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。