カルナック神殿の体験記と写真
ルクソール東岸のカルナック神殿を見学しました。
アクセス
アスワンから北に150kmほど移動し、ルクソールに到着しました。かなりにぎやかな街です。
カルナック神殿に到着しました。
こちらが入り口です。荷物検査があります。
地図ではこちらになります。
神殿
入り口を入ると広大な広場に出ます。遠くに神殿の塔門が見えます。
こちらが背後、かなり大きい広場です。
塔門のそばにやってきました。ものすごく大きいです。珍しく空に雲が出てきました。この神殿はエジプト第18王朝の時期に建設されたとのことです。3300年ほど前の建造物とのことです。
神殿の手前で1段高くなっています。ナイル川の氾濫の際にはここまで水が来たそうです。1段高くなっているのは桟橋の役割をしていたためと考えられています。
スフィンクスの像です。ギザのピラミッドのスフィンクスとは時代が違うため造形が違います。
塔門です。もともとは
エドフ神殿のように天井があった形をしていたと考えられていますが、崩れてしまったようです。
門の中に入ると広場があり、さらにその先にずっと神殿が続いています。
塔門を裏から見た写真です。補修用の足場が残っています。足場は煉瓦製とのことです。
もともとは屋根があったと考えられていますが、崩落したため現在は空が見えています。
乾燥していて涼しそうに見えますが、日差しは強くかなり暑いです。犬も日陰でへばっています。
奥に進むと大きな柱が見えてきます。
この神殿で一番大きな柱です。一枚岩でできているそうです。
列柱室
さらに奥に進むと、有名な列柱室があります。
列柱室の入口の壁に線がうっすらと書かれています。これはナイル川の氾濫の際の水位の位置を示しているそうです。大氾濫が起きた年は2m程度水没してしまったようです。
列柱室です。柱頭は破損していますが、柱は残っています。
崩落しなかった天井部分には当時のレリーフが残っています。当時の塗料の色もまだ残っています。
列柱室の柱の間からオベリスクが見えました。
オベリスク
列柱室を抜けるとオベリスクがあります。
こちらは、ハトシェプスト女王のオベリスク。もともとは2本で左右対称に立っていたとのこと。
もう一本のオベリスクはトトメス1世のオベリスクとのこと。
神殿の奥は年代が古いらしく、だいぶ失われてしまった様です。
折れてしまったオベリスク、こちらがハトシェプスト女王のもう一本のオベリスク。
その他
かなり広大な面積に神殿が建設されていたようです。遠くに見える塔門では復元作業をしているようです。
こちらは神官が沐浴に使ったといわれるプールの遺跡。
奥の神殿はほとんど崩れ去ってしまったようです。
諸行無常です。
このほか有名なスカラベの像などもあります。
来た道を引き返します。
入り口にはスフィンクスがずらりと並んでいました。大きさには圧倒されます。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。