ファテープル・シークリー (Fatehpur Sikri) の体験記と写真
ファテープル・シークリー (Fatehpur Sikri)を見学します。
ファテープル・シークリー (Fatehpur Sikri)はムガル帝国の3代目皇帝アクバルがこの場所に遷都したことで建築が始まった都市です。遷都したものの水不足と猛暑のため、15年ほどで再び遷都することとなってしまいます。
アクセス
ファテープル・シークリーはアグラの西40kmほどの場所に位置しています。アグラから向かいます。野良牛がごみをあさっています。
ジャイプルへの線路です。
ファテープル・シークリーの街に到着です。
ファテープル・シークリーの城壁です。この先が旧市街(廃墟)です。
駐車場に到着です。
駐車場からは、専用のシャトルバスで向かいます。バス乗り場に向かいます。
駐車場にはトレイもあります。
シャトルバスで丘の上のファテープル・シークリーの遺跡に向かいます。
バスが出発します。
こちらのゲートから丘の上に向かいます。
到着です。こちらが入り口です。
地図ではこちらになります。
ファテープル・シークリー (Fatehpur Sikri)
ディーワーネ・アーム
入り口を入ると、塀に囲まれた中庭があります。こちらは、ディーワーネ・アームと呼ばれる、一般市民の王の謁見場所です。
幅広の回廊で囲まれています。
ディーワーネ・ハース
ディーワーネ・アームを囲む塀を抜けると、内廷のエリアになります。目の前に見える建物が、ディーワーネ・ハースです。こちらは、皇帝の私的な謁見のための建物として使われたそうです。
建物内に入ります。天候は曇っていますが、かなり暑いです。
内部です。皇帝は上で謁見したそうです。下では論者が議論するなどの場として使われたそうです。
柱の造詣がヒンドゥー的な図案になっています。
貯水池
ディーワーネ・ハースを出て西に向かいます。西側には貯水池があります。水が溜まっていますが、高台にあることもあり、人口分の水を賄いきれなかったようです。
ヒラン・ミーナール(鹿の塔)
北西のはずれに、ヒラン・ミーナールという塔が建っています。アクバルのペットの像の墓の上に建てたと伝えられています。アクバルが狩りに使ったとも、キャラバンのための陸の灯台の役割もあったと言われています。
宝物庫
北西隅の建物が宝物庫です
こちらが内部、ほかの建物より壁が厚いです。
宝物庫の近くにトイレもあります。(下図正面)
中庭
西側のパーンチ・マハルの奥には中庭もあります。
南西方向に向かいます。
段差部分には段の低い階段が作られています。
ジョーダー・バーイー (Jodha Bais Palace)
ジョーダー・バーイーと呼ばれる、アクバルの宮殿です。
中に入ると広場になっています。左右に同じ形の建物があります、右側(南向き)が冬用、左側(北向き)が夏用とのこと。
こちらが冬用
こちらが夏用
こちらは中央の建物
内部はこんな感じです。
ミリアムの館
アクバルの妃の館です。
内部はこんな感じです。壁画もうっすら残っています。
パンチ・マハル周辺
パンチ・マハルの広場には池があり、周囲に建物がいくつかあります。壁のない建物であることから、宴会・遊興用の建物ではないかと言われています。
木造建築のような構造ですが、砂岩で造られています。
池の中心に舞台のような島があり4方向から橋がかけられています。中の島で踊りや遊興をしていたのかもしれません。
こちらは建物内、高床式のベッドとして使われていたとされる設備などがあります。
石でできていることもあり、建物の陰は涼しいです。
東側の建物を見てみます。
この建物は非常に細かい模様が彫られています。
天井にも模様が彫られています。
池の近くには床にマス目が描かれた場所があります。パチシー(人間チェス)と呼ばれるゲームの盤面になっています。
一周したので、出口に向かいます。
シャトルバスで駐車場に戻ります。
駐車場に戻ってきました。
写真撮影
Olympus E-M1, M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 10mm
f/11 1/5000秒 ISO-2500
パンチ・マハルです。木造建築のような雰囲気の建物です。
Olympus E-M1, M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO 10mm
f/3.2 1/100秒 ISO-2500
天井の幾何学模様です。イスラム建築の影響もみられます。木彫りのように見えますが、砂岩でできています。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。