シルトホルン展望台 Schilthorn - ピッツ・グロリア の体験記と写真

シルトホルンに登ります。登るとはいっても山頂までケーブルカーやロープウェイで楽々アクセスできます。
シルトホルンはアクセスが面倒で時間もかかるので普通の観光ツアーではなかなか行かない場所です。ふつうはユングフラウに登ってスフィンクス展望台に行くのですが、登ってしまうので、肝心のユングフラウが見れないことになります。シルトホルンに登れば、アイガー、メンヒ、ユングフラウの「オーバーランド三山」を眺望できます。

アクセス

インターラーケン

こちら、インターラーケンの早朝です。曇っています。嫌な予感しかしません。


インターラーケンから、シュッテルベルグ(Stechelberg)へ向かいます。どんより曇っています。


川に沿って谷を南下します。シュッテルベルグはインターラーケンから南に6~7Kmほどの場所にあります。


切り立った断崖がら滝が流れ出ています。ダイナミックな光景にちょっと感激です。こちらは「シュタウプバッハの滝」と呼ばれています。


滝は数か所あります。

シュッテルベルグ

シュッテルベルグのロープウェイ乗り場に到着です。何本かロープウェイがありますが人間を運ぶ以外のものもあるようです。こちらは旅客用のロープウェイではなさそう。


チケット売り場でチケットを入手します。


ロープウェイの搭乗口はこちら、ギンメルヴァルト(Gimmelwald)→ミューレン(Murren)→ビルグ(Birg)→シルトホルン(Schilthorn)のルートで登頂するロープウェイです。


ロープウェイの時間までしばらくあるので、周囲を見学します。


すぐそばを渓流が流れています。


ちょっと日本の山奥ような景観にも見えます。


だんだん雲が減ってきたような気がします。これは期待できるかもしれません。


ロープウェイの待合室には展示室もあります。


こちらがロープウェイの改札です。


ロープウェイが到着しました。


チケットを改札に通すとバーが動くようになるので、バーを押して改札を通ります。


ロープウェイに乗ります。だいぶ天気も良くなってきました。


ロープウェイが出発しました。遠くの山が見えます。良い感じです。


下を見るとシュッテルベルグの街並みが見えます。スイスらしい景観です。


ロープウェイの高度がどんどん上がっていきます。


だんだん怖くなってきました。ちょっと高すぎない?


・・・・・・


シュッテルベルグに到着です。下が見えなくなってちょっとホッとします。

シュッテルベルグ

シュッテルベルグに着くとすぐ隣にミューレン行きのロープウェイが待っています。こちらに乗ります。


ミューレン行きのロープウェイしかないので間違えないと思います。


前方の断崖の上にある村がミューレンとのこと、あそこまで向かいます。


ロープウェイが出発しました。ミューレンから先は居住地ではないため、ミューレンが宿泊施設等のある最後の町になります。


急傾斜地に牧草地が広がっています。牛が放し飼いにされています。


ミューレンの町が近づいてきました。この標高にしては、結構大きな町です。


ミューレンに到着です。

ミューレン

ミューレン到着後すぐに次のロープウェイに乗ります。次はビルグ行のロープウェイです。


こちらが搭乗口


ロープウェイに乗ります。温度計が出ていて、10度であることがわかります。だいぶ肌寒くなってきました。


酪農家の家や牛舎、山小屋などが見えます。


ロープウェイが出発しました。


遠方に高い山が見えます。

放牧地や山小屋が下に見えます。


雲が出てきました。


標高は2400mです。


前方に岩が見えてきました。


岩を超えると、突然景色が開けます。周囲の景色も一変し樹木もなくなります。


雲より高い場所までやってきたようです。

ビルグに到着です。


下は雲の中です。

ビルグ

ビルグに到着です。いよいよ最後のロープウェイでシルトホルンの山頂に向かいます。


樹木がなくなり、岩肌が見える景観です。


こちらがシルトホルン行きのロープウェイ搭乗口


こちらのロープウェイに乗ります。


目指すシルトホルン山頂の展望台が見えます。


山岳警察のヘリコプターなども飛んでいます。


気温は3度です。結構寒いです。


ロープウェイが出発しました。外は3000m級の山々です。


下は謎な奇岩が点在している草地です。


絶景です。


山頂が近づいてきました。

この高度では草も生えないようです。岩肌がむき出しになっています。万年雪も見えます。


登山者でしょうか人が見えます。


シルトホルンに到着です。

シルトホルン山頂 ピッツ・グロリア

完全に雲の上です。正面やや右の三角の山が「アイガー」です。西から見ているため、アイガーの北壁はここからは見れません。その右側が「メンヒ」その右側が「ユンフグラウ」です。中央のロープウェイのケーブルに重なっている山が「ヴェターホルン(Wetterhorn)」です。


ロープウェイを降ります。


エスカレーターを登って展望台に向かいます。こんな山頂ですが、エスカレータもあり、暖房も利いており展望台内は快適です。


窓から見える景色は別世界のようです。


ドアを開ければ、シルトホルン山頂の展望台です。


地図ではこちらになります。

こちらは東側です。左から「アイガー」「メンヒ」「ユンフグラウ」のオーバーラント三山が見えます。その右側が「グレチャーホルン」になります。



こちらは南から南西方向、グシュパルテンホルン、ヴィルディ・フラウなどの山が見えます。距離が近いので、オーバーラント三山より、こちら側に目が行ってしまいます。


深くえぐられたダイナミックな地形です。


床はうっすらと雪が積もっています。結構すべりやすいので注意したほうがよさそうです。




展望台からテラスが張り出しています。展望台の全景を見れます。


展望台の構造は下図の通りです。ガラス張りの展望台からテラスが突き出しています。また、西側にはPiz Gloria View (ピッツ・グロリア・ビュー)と呼ばれる展望台を一望できる場所があります。


こちらは北側です。北側には高い山がないため、雲海が広がっています。


こちらは西側、離れた場所に展望台が見えます。


雲が出てきたため、オーバーラント三山は隠れてしまいました。

ピッツ・グロリア・ビュー

せっかくなので西側の展望台にも行ってみます。展望台の階段を降ります。


歩いて数分の距離です。が、空気が薄いので結構大変です。


到着です。


階段を上ります。


こちらが展望台


シルトホルン展望台の全景です。


オーバーランド三山とシルトホルン展望台です。(ユングフラウは隠れてしまっていますが・・・)


展望台に戻ります。こちらは南側の景色です。「チンゲルホルン」が見えます。



展望台内

展望台内の上階はレストランになっています。


下の階は007の展示ルームなどもあります。


こんな山頂ですが、トイレもしっかり完備されています。すごいです。

一通り観光しましたので、下山します。




写真撮影


Olympus E-M1, M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
f/10 1/800秒 ISO-200
はぁはぁしながら西側の展望台まで行って撮影した一枚、アルプスの山をバックにしたシルトホルン展望台は絵になります。

著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2015-04-20
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