ロヴィニ の体験記と写真 - 聖エウフェミヤ聖堂
ロヴィニを観光します。
アクセス
今回はポレッチからロヴィニへ向かいます。
ロヴィニも旧市街は石畳で道が狭いため少し離れた駐車場から向かいます。
こちらがロヴィニの旧市街、ひときわ高い建物が聖エウフェミヤ教会の鐘楼になります。
ロヴィニ
海際の遊歩道を進みます。いい感じの景色です。この日は曇天のためいまいちですが、天気が良いと青い海に茶色の建物のコントラストが美しいはずです。
ちなみに午後になると逆光になってしまうため、お昼前に来るのが良いと思います。
聖エウフェミヤ教会に向かいます。教会への登り道は海沿いの遊歩道の左手からの道になります。
細い路地がいくつかあります。
バルビのアーチ
こちらの道から教会へ向かいます。「バルビのアーチ」と呼ばれる有名な門です。このアーチから奥が旧市街になります。表側には翼の生えたライオン「翼を持つ獅子」の彫刻があります。ベネチアの守護聖人聖マルコのシンボルです。門のすぐ上にはターバンを付けたトルコ人の顔の彫刻があります。こちら側はトルコ人のオスマン帝国の支配地域であることがわかるようになっています。
裏側から門を見ると、ひげの生えた顔の彫刻があり、こちらがベネツィア人の彫刻になっています。旧市街の内部はヴェネツィア(ヴェネツィア共和国)の支配都市であったことが示されています。
教会へ向かいます。ゆったりとした上り坂です。
進むと徐々に勾配がきつくなります。
路地の脇の通路の奥にはこじんまりとした中庭を持つ住居があります。
石畳は足元がきれいです。
鐘楼が見えてきました。だいぶ勾配がきついです。
到着です。距離はそれほどありませんが上り坂がきついので結構疲れます。
眺めも良いです。
聖エウフェミヤ聖堂
こちらが聖エウフェミヤ教会です。
中はこんな感じです。
後陣です。
右手側には石棺が祀られています。
この石棺は、聖女エウフェミアの石棺とされております。もともと、聖エウフェミアはディオクレティアヌス帝に捕らえられ、イスタンブール(カルケドン)の闘技場でクマと戦わされ殉教してしまいます。遺体は石棺に収められ、コンスタンチノープルのハギヤ・エウフェミア教会に祀られていましたが、ある日嵐が来て石棺ごと海に沈んでしまいました。その後、石棺が流されてこの場所までやってきたという伝説があります。石棺を引き上げようとしましたが、全く引き上げることができなかったのですが、2頭の小さな牛がやってきて、簡単に石棺を引き上げてしまったそうです。牛が石棺を引き上げたシーンの壁画も描かれています。
教会から下るときは海沿いにも道があるので、そちらを通って戻ります。教会の庭園を抜けます。
海沿いの遊歩道に出ますので、町の中心部へと戻ります。途中に大砲のレプリカもおいてあります。当時は防衛のために大砲が設置されていました。
海沿いの道を進みます。
Valentino
Valentinoです。有名なバーです。
こちらの岩場でお酒を飲める、ロヴィニの名店です。今の時間はまだオープンしていませんが岩場にクッションを置いて座ってお酒を飲むそうです。
坂を下って下まで戻ってきました。
こちら開けた場所になっていますが、もともとこの場所は海を埋め立てた場所です。現在は陸続きになっていますが、旧市街とは運河で隔たれていました。昔はこの場所から奥に向かって運河でした。
波止場にはボートがたくさん停泊しています。
写真

Olympus E-M1 Mk2, Panasonic LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH.
f/4.5 1/640秒 ISO-200
この場所は天気が良くないとちょっと残念な感じがあります。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。