トルファン・カレーズ楽園 の体験記と写真
カレーズを見学します。
アラビア圏では「カナート」と呼ばれており、地中に横穴を掘った水路です。乾燥地帯では地上に水路を作るとすべて蒸発してしまうため、地中に横穴を掘って水を町まで引いてきます。中央アジアや、中東、アフリカ北部などに見られます。
モロッコのエルフードの周辺にもあります。
もともとは、イランの東部が発祥と言われており、それが中央アジアやアフリカに伝わったとされています。
「トルファン・カレーズ楽園」に到着です。ずいぶんパラダイスな名称ですが、看板にも「坎儿井楽園」とあります。
地図ではこちらです。
こちらが入り口。
チケット売り場はかなり混雑しています。
中に入ります。噴水や小さな池がたくさんあります。
カレーズの博物館に向かいます。
ここにも葡萄棚があります。葡萄棚はあちこちにあります。
こちらが、カレーズの博物館です。
トルファン周辺のカレーズの航空写真が展示されています。トルファンの南側の集落に水を運ぶためのものです。トルファンの南の艾丁湖(アイディン湖)がトルファン盆地の最低点となっており、中国の最低標高地点でもあります。水は南に向かって流れていきます。
中にはカレーズの模型があります。
こちらの螺旋階段を下りて、カレーズの内部を見学できます。
暗いので注意の看板もあります。
トンネルを下っていきます。
内部はこんな感じ、観光用に作られたホールになっています。
こちらがカレーズの水路、水が流れています。
こちらが横穴です。
通路を進みます。
何か所か水路を見学できる場所があります。
売店もあります。
出口へ向かいます。
出口への途中に、葡萄の乾燥場の展示もあります。
内部はこのようになっており、葡萄をつるしてほし葡萄を作るそうです。
葡萄棚はいたるところにあります。
その場で絞った、ぶどうのジュースを販売していたので購入してみました。甘いのですが、葡萄を丸ごと絞ったジュースなので、植物の青臭さがあります。こし出し(濾過)もしていないジュースなので飲みにくさもあります。
入口まで戻ってきました。
食事
近くの小さなレストランで食事をとります。ウイグルの料理とのこと。
葡萄棚です。湿度が低いため、日光がさえぎられるだけで涼しいです。
干し葡萄や葡萄です。
お茶です。
ナンが出ました。
羊肉のポロです。いわゆるピラフです。おいしいです。本当は手で食べるのですが、スプーンがついていました。
ジク・カワープです。周囲は砂漠ですが、オアシスでは作物も育つため、食べ物のバリエーションは豊富です。
ラグメンです。味はうどんに近いです。焼うどんのような食感です。
デザートはスイカとハミ瓜です。
干し葡萄の販売もしています。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。