松州古城(松藩) の体験記と写真
松藩にある松州古城を見学します。
アクセス
成都から出発し、茂県からさらに北へと進みます。
途中、四川大地震でできた地震湖
畳渓湖 / 畳渓海子を通ります。
川に沿って上流へと向かいます。特徴的なチベット色のある建物が時折見えます。
川沿いの道は茶葉古道と呼ばれており、四川省で生産されたお茶をチベットに運ぶために、かつては使われていました。
こんな山奥でも開発が進んでおり、工業団地を造るための土地が整地されています。
松藩に到着です。旧市街を囲む城壁が見えます。
風情のある建物ですが、最近建てられたされた新しい建物のようです。
松藩の旧市街を散策します。
城壁の外には食事処やお土産屋が並んでいます。「牛」へんに「毛」の漢字はヤクを意味しています。日本では使われない漢字です。ヤクの肉が名物でたくさんの店が並んでいます。
城壁に沿って進み、北門前の広場に来ました。
吐蕃の王、ソンツェン・ガンポ王と唐王室の娘の文成公主(ギャサ)の像があります。もともとはソンツェン・ガンポ王の息子のグンソングンツェンの妻でしたが、グンソングンツェンが若くして亡くなってしまったため、その後ソンツェン・ガンポ王と再婚したと言われています。
吐蕃の首都はチベットのラサですが、文成公主がお嫁に行くときにここを通ったとのことで、象が建てられています。文成公主が吐蕃に渡ってから、吐蕃はその後200年ほど続きます。
松州古城北門
像の奥に松州古城の北門があります。
門の中はこんな感じです。
門を抜けると松藩の旧市街です。建物は新しく建てられたもので、すっかり観光地化されています。
こちらが内側からの松州古城の北門です。門の入り口周辺の色の濃い部分が元々の門であり、色の白い部分は再建されたものとのことです。過去の戦争や日中戦争などで破損してしまったと言われています。
門の脇には当時の様子を再現した像が置かれています。周りはきれいに整備されています。
松藩旧市街
町中の様子です。建物はレトロなデザインになっていますが、中には携帯ショップなどが入っています。iPhone7発売開始のポスターなどが張ってあります。
中心の交差点までやってきました。交差点からの東側の眺めです。奥の門が東門(覲陽門)です。
さらに南に直進すると古松橋です。結構距離がありますが、時間があれば橋の袂まで行ってみるのもよいです。
東門(覲陽門)
こちらが東門(覲陽門)です。
門を出るとすぐそばに、岷江が流れています。この川の下流に、
都江堰があり、さらにその先に
楽山大仏があります。
2,200mの高地のため、高山植物の花が咲いています。
城壁に沿って歩き、北東の駐車場(バスターミナル)に戻ってきました。
トイレ
北東の駐車場(バスターミナル)にきれいなトイレがあります。有料です。
写真撮影
Olympus E-M1, Panasonic LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH.
f/3.5 1/500秒 ISO-200
東門近くの脇道、時間があれば城壁の上からの撮影も良い撮影スポットだそうです。登るのは有料とのこと。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。