ノイシュヴァンシュタイン城 の体験記と写真
ノイシュヴァンシュタイン城 (Neuschwanstein Castle)を観光します。
ノイシュヴァンシュタイン城はバイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築された建物です。1869年9月5日から建築開始された建物のため、石造りではなく鉄骨製+コンクリートでできています。ルートヴィヒ2世の中世騎士道へのあこがれから作られた城であり、趣味で作ったテーマパークのような城です。そのため居住性などは考慮されていないそうです。(中世のお城でもないため、歴史的な遺産でもありません)
建築費はビスマルクにより援助された資金を利用していましたが、その後公債を連発して借金状態となり、ルートヴィヒ2世は一説には暗殺とも言われておりますが、謎の死を遂げます。ルートヴィヒ2世が死亡した1886年6月13日の時点で工事はストップしているため、未完成の部分がかなりあるとのことです。
アクセス
フュッセンからノイシュヴァンシュタイン城へと向かいます。レヒ川を越えて東へ向かいます。
30分ほどで到着です。ここから先は専用バス、徒歩、馬車でしか上がれません。
ノイシュヴァンシュタイン城まで徒歩でも登れますが結構大変ですのでバス停でバスを待ちます。
ミュンヘン周辺の集落の中心に下図のポール(マイバウム(メイポール))が立っています。集落ごとに形が違うそうです。フランクフルトでは見かけなかったため、ドイツ南西部に見られるもののようです。
しばらくしてバスがやってきました。こちらで山を登ります。
到着です。この日は雨交じりの悪天候です。
地図ではこちらになります。
マリエン橋
まず、ノイシュヴァンシュタイン城を一望でいるマリエン橋に向かいます。
こちらがマリエン橋
峡谷に架かる橋です。下をのぞき込むとかなりの高さがあることがわかります。
橋の上からノイシュヴァンシュタイン城を望めますが・・・雲がかかっていて良く見えません。
雨まで降りだしてきて、観光客は皆足早に立ち去ってしまいました。
雲が厚くなり暗くなってきました。まるで、悪魔城ドラキュラのような雰囲気です。
ノイシュヴァンシュタイン城
マリエン橋からノイシュヴァンシュタイン城に向かいます。山の中の歩道を歩きます。
途中開けた場所に出ます。
眼下にホーエンシュヴァンガウ城が見えます。(左手の山の上)
ノイシュヴァンシュタイン城に向かいます。ところどころに標識があるので迷わないです。(道もほとんど一本道です)
天気が悪いため、突如、霧の中からノイシュヴァンシュタイン城の建物が見えます。
最後の登り坂を上ってノイシュヴァンシュタイン城に到着です。
到着しました。ちなみにこちらは出口です。
左手のスロープから中に入ります。
こちらがノイシュヴァンシュタイン城の地図です。スロープを上がって、左手の門から入ります。
スロープを上ると、門が見えます。
門を抜けると小さな中庭があります。
ゲートがあり、こちらから入場します。
入場まで時間があるので、上のテラスに上がってみます。ゲートの左にテラスに上る階段があります。
テラスから門の眺めです。
こちらが城側です。
入り口の広場が見下ろせます。雨なので人は少なめです。
望遠鏡があり、向かいの崖が見えるようですが、この日は天気が悪く真っ白で何も見えません。
しばらく待っていると入場時間になったので入場します。最初に螺旋階段を登ります。
通路を進みます。
テーマパークなので内部は撮影できませんが、Google画像検索で画像を見つけられます。
厨房
地下には厨房があります。当時最先端のシステムキッチンが完備されています。
未完成部分も多々あるため、完成していない場所は下図のような平凡なスペースになっています。
城から出ました。
少し下ると、崖の上に張り出した展望台があります。ここから城を見上げる位置で撮影ができます。
こんな感じ
途中、出店があったのでドーナッツ(クラップフェン)を食べてみることに。結構おいしいです。一見揚げパンのようにも見えますがドーナッツです。
下りは馬車でくだります。
バス停の近くの売店まで戻ってきました。こちらの売店はリモワ(RIMOWA)のスーツケース販売で有名な売店です。観光客がたくさん訪れるため、ドイツの中でも有数の販売量を誇る販売店です。
リンボや
トパーズを含めほぼ全種類のスーツケースをその場でお持ち帰りできます。見ていると1時間で50個程度は売れているみたいでした。韓国人、中国人の観光客が特にたくさん買っているような印象です。
天井までRIMOWAの箱が山積みされていました。
西側に少し下ると、アルプ湖の湖岸に出ます。
先ほど見下ろした、ホーエンシュヴァンガウ城も見えます。
ノイシュヴァンシュタイン城を後にします。
写真撮影
Olympus E-M1, OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
f/4 1/250秒 ISO-200
悪魔城のようです。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。