アトラス山脈越え(モワイヤンアトラス) 迂回ルートの体験記と写真

モロッコ観光のハイライトの一つ、アトラス山脈を越えます。

だがしかし

本来は、フェズからイフレンを経由し、モワイヤンアトラスを越えてミデル、エルラシディアと経由し砂漠の入り口エルフードまで向かうのですが、折からの大雨でアトラス山脈にかなりの積雪があり、通行止めになってしまいました。
積雪があると山越えルートは使えないため、フェズからゲルシフを経由しマイリシャ、イグリを通りエルラシディアに向かいます。

アトラス迂回ルート

本来120km離れた場所に向かえばよいのですが、迂回すると250kmほどかかるため、急いで出発です。フェズの新市街です。


新市街のマンション群が見えます、ぐんぐん遠ざかってゆきます。


しばらくはヨーロッパ的な景色が広がります。山のほうにはかなりの雲があります。まだ雪が降っているそうです。


ひたすら東へと向かいます。草原が広がります。遠くには雲がありますが、だいぶ天気は良くなってきています。


徐々に草地が減ってきています。


フェズから100kmほど東の地点です。空の雲もだいぶなくなりました。背の低い草になってきました。草地もまばらです。


水の無い枯れ川(ワジ)です。


高速道路のパーキングで休憩です。エスプレッソコーヒーなどが飲めます。


再び東へと向かいます。ほとんど草はありません。雲もほとんどなくなりました。このあたりまで来ると大西洋の影響がほとんどなくなるためカイロのような地中海南岸の乾燥した気候になってきます。


ゲルシフの郊外です。ここから高速道路を下りて南西に進みます。


画面左端に見える山がアトラス山脈の一部です。アトラス山脈の一番南東側の山です。


オリーブ畑です。国が主導して、乾燥に強い植物を育て砂漠での農業化を進めているそうです。


完全に乾燥した大地になってしまいました。アトラス山脈の東側に入り込んだため、ほとんど雨の降らない地域になりました。


川がありますが、完全に枯れています。雨雲もアトラス山脈の東側にはやってきません。


西側の景色です。アトラス山脈に雲がかかっているのがわかります。雨または雪が降っている感じです。


イグリに到着です。こちらでちょっと休憩です。


イグリからさらに南西に向かいます。徐々に日が暮れてきました。


日没前には大地が赤く染まります。


日没後、速やかに周囲は暗くなります。街灯もないため真っ暗です。ガソリンスタンドの明りがまぶしいです。


周囲に何もないので、まっくら。ミデル~エルラシディアの間は山道です。


明るければジズ渓谷などの名所も見れるのですが、真っ暗のため何も見えませんでした。
エルラシディア手前のガソリンスタンドで休憩です。


エルラシディアの市街地が見えてきました。


エルラシディアから先は平坦な道になります。
さらに一時間、夜10時にようやくエルフードのホテルに到着です。…長かった。


ダイナミックな自然を体験できてよかったですが、かなり時間がかかりました。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2014-03-30
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