ポロンナルワ遺跡の体験記と写真

ポロンナルワ遺跡を見学します。

アクセス

キャンディから北へ進み、ポロンナルワ遺跡へと向かいます。


ポロンナルワ周辺は湖が点在しており、低地になっています。川や水路、かつての王朝が作った人造湖もあります。


ジリテール・ウェワと呼ばれる湖です。この湖も灌漑のために、かつての王朝が作った人造湖です。

ポロンナルワ遺跡

ポロンナルワ遺跡に到着です。

クワドラングル

ポロンナルワ遺跡全体の敷地は広く、すべてを見て回る時間は無いため、今回は「クワドラングル」と呼ばれるポロンナルワ遺跡群の中心地を見学します。こちらが、クワドラングルです。一か所に重要な遺跡が集まっています。


ガルポタ

こちらは石の本「ガルポタ」です。ミヒンタレーという場所から100kmほど離れたこの場所まで運ばれたものだそうです。内容はインドからのアーリヤ人の侵略の戦争の記録や王の偉大さについて記述されているとのこと。

サトゥマハル・プラサーダ

階段状の建築物です。寺院のようにも見えます。アユタヤの仏塔に似ているようにも、ミーソン遺跡の建物に似ているような雰囲気もあります。タイから来た建築士が建築したと言われており、似ているのも納得できます。

ワタダーゲ

円形の形をしたこちらが「ワタダーゲ」と呼ばれる仏塔です。


靴を脱いで入ります。床の石は一日中太陽の光を浴びているためものすごく熱いです。靴下を履いていても熱が足の裏に伝わってきます。


階段の手前にムーンストーンがあります。非常に良い状態で現在に残っているムーンストーンだと言われています。


階段を登って中に入ります。


中には仏像があります。仏像の奥には仏塔があります。


周囲を一周できるようになっています。


階段は周囲に4か所あります。


こちらのムーンストーンには牛が描かれていません。この時代はヒンドゥー教の影響を受けたため、ムーンストーンからヒンドゥー教の神である牛が取り除かれたと言われています。(ムーンストーンは輪廻転生を表すものであり、牛は死を意味する動物であることに由来しているとのこと)

ハタダーゲ

ワタダーゲの向かいにある遺跡が「ハタダーゲ」です。
こちらも靴を脱いで入ります。中は荒れています。


一番奥には3体の仏像があります。もともとは佛歯寺であり、ブッダの歯を祀っていた場所だそうです。現在の佛歯寺はキャンディにありますが、ポロンナルワが首都の頃は、ここが佛歯寺でした。12世紀に建てられたもので、それ以前はアタダーゲが佛歯寺であったそうです。


仏像の裏はこんな感じ。


入口方向の眺め、ちょうど真正面にワタダーゲの仏像が見えます。




アタダーゲ

こちらも佛歯寺です。11世紀に建てられたものと言われています。

ラター・マンダパヤ

石柱の頭の部分が蓮のつぼみの形をしている特徴的な石柱です。





トゥーパーラーマ

「トゥーパーラーマ」と呼ばれる仏堂です。重厚な雰囲気です。現在補修中のため足場が組まれており、トタン屋根がかかっています。サルが屋根に乗っており、人が近づくとトタン屋根を揺らして音を立てて威嚇します。


サルはほっておいて中に入ります。中はかなり暗いです。


一番奥には仏像があったそうですが現在はありません。神秘的な光が差し込んでいるように見えますが、こちらは電気の照明ではなく天井からの光が差し込んでいます。


こちらの天窓から差し込んだ光が仏像を照らす構造になっています。


非常に壁の厚い建物です。壁の厚さは1m以上ありそうです。外は蒸し暑いですが、仏堂の中はひんやりしており涼しいです。


メインの仏像は無いですが、取り巻きの像は残っています。




ガル・ヴィハーラ

クワドラングルがら少し離れた場所にある、ガル・ヴィハーラを見学します。こちらは、一枚の岩から切り出された涅槃像で有名な遺跡です。
サルがいます。猿はかなりの頻度で見かけます。


歩道を進みます。


ガル・ヴィハーラに到着です。


下図の手前に柵が見えますが、ここから先は土足禁止です。靴を脱いで入ります。靴下は穴が開いたり、汚れたりして確実にダメになってしまうのでいらない靴下を準備するのが良いかと思います。


向かって左には座像の仏像があります。こちらは悟りを開くために瞑想にふけるブッダの像と言われています。


中央には石窟があり、こちらにも仏像が安置されています。



向かって右側には立像と涅槃物です。この立像は悟りを開いたブッダの姿と言われています。


涅槃仏は涅槃に至ったブッダの姿の像です。ブッダの一生を一枚の岩から切り出して表現しています。


涅槃物の足はぴったりと揃っていますが、右足のほうがちょっとだけ前に出ています。また足の裏に模様があるのがスリランカの特徴とのこと。(ちなみにタイのワット・ポーの涅槃仏はぴったり足がそろっています)




ガル・ヴィハーラの入り口にはちょっとしたお店があります。一休みします。


ココナッツジュースも飲めます。ちょっと量が多いので、4人で1個くらいがちょうどよいかもしれません。味はポカリスウェットを薄くしたような味です。


ポロンナルワ遺跡を後にします。


ジャングルの夕暮れが美しいです。

写真撮影


Olympus E-M1 mk2, LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH
f/4 1/500秒 ISO-200


Olympus E-M1 mk2, LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH
f/4.5 1/640秒 ISO-200
夕日が、ワタダーゲを照らしており、いい感じです。


Olympus E-M1 mk2, LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH
f/2.8 1/250秒 ISO-200
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。
掲載日: 2017-04-09
iPentec all rights reserverd.